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「名前の詩」とことん大解剖!今日からあなたも名前の詩マスター♪

「名前の詩」とことん大解剖!今日からあなたも名前の詩マスター♪

最終更新日・2017年3月7日

こんにちは♪スタッフの藤村です。

スタッフ藤村

スタッフ 藤村

おかげさまで当店「花なまえの詩」は
めでたく創業10周年を迎えることができました。
これまで、たくさんの方の「名前の詩」をおつくりしてまいり、
一言で言い尽くせない様々な歴史が思いおこされます…

実は「名前の詩」のような言葉あそびのルーツが
もっともっと昔、何百年も前にあるって知っていますか?
今日は、その歴史をふくたろう先生から教えてもらいましょう!

 


 


1・名前の詩の歴史

 

うさひこ

うさひこ

なんだか最近、
名前の詩っていうのをよく見かけるような?

ふくたろう先生

ふくたろう先生

こんにちは、うさひこくん。

いま「名前の詩」「名前うた」「ネームポエム」「名前織り込み詩」などの名称で「なまえの詩」がブームになっているんですよ。

うさひこ

へぇ~
名前の詩って何なの?

ふくたろう先生

各行の冒頭に置かれた文字をつないでいくと、プレゼントする人の名前になるという詩のことです。

例えば、英文学者の小田島雄志さんが作曲家いずみたくさんの
ミュージカル創作100本記念パーティで披露した詩、

つまでも
ーとやってよ
ュージカル
のしいゆめを
りひろげてよ

のように普通のお祝いの詩かと思ったら、
頭の文字で「いずみたく」という名前を折り込んでいるという
一種の「ことば遊び」になっています。

 

うさひこ

おもしろいね!
こんな「ことば遊び」って昔からあったの?

ふくたろう先生

和歌には「折句(おりく)」という技法があります。
平安時代前期に編纂された「古今和歌集」には「土佐日記」で有名な紀貫之の作として、

小倉山 峰立ちならし 鳴く鹿の
 経にけむ秋を 知る人ぞなき

がありますが、頭文字をつなぐと「をみなへし(女郎花)」という
花の名前を折り込んでいます。

また、同じ「古今集」に在原業平の作として、

唐衣 きつつなれにし 妻しあれば
はるばる来ぬる 旅をしぞ思う

と、「かきつばた(杜若)」を折り込んだ有名な和歌があります。
この歌は「伊勢物語」にもあり、高校の古文の教科書にもよく出てきますよね。

Sanjūrokkasen-gaku - 7 - Kanō Tan’yū - Ariwara no Narihira Ason

在原業平
 
 
 
Irises screen 2

燕子花図(作・尾形光琳)
 

  
 

うさひこ

平安時代から日本人は「ことば遊び」を楽しんできたんだね。

ふくたろう先生

そうですね。ほかにも絶世の美女といわれる小野小町が贈った歌として、

とのはも
きわなるをば
よまなむ
つをみよかし
てはちるやは
言の葉も
常盤なるをば
頼まなむ
松を見よかし
経ては散るやは
とのはは
こなつかしき
なおると
べてのひとに
らすなよゆめ
言の葉は
常懐かしき
花折ると
なべての人に
知らすなよゆめ

という歌がありますが、これは小野小町が「琴たまへ(琴を貸してください)」と
頼んだのに対して、相手は「琴は無し」と返事をしています。

Sanjūrokkasen-gaku - 12 - Kanō Tan’yū - Ono no Komachi

小野小町
 

 

もっとすごいのは、「徒然草」の作者である吉田兼好と
南北朝時代の代表的歌人である頓阿和尚とのやりとりで、兼好が、

↓よもすず
 ねざめのかり
 たまくら
 まそでもあき
 へだてなきかぜ↑
 夜も涼し
 寝覚めの仮庵
 手枕も
 真袖も秋に
 隔てなき風

と贈ったのに対して、

↓よるもうし 
 ねたくわがせこ 
 はてはこず 
 なほざりにだに 
 しばしとひませ↑
 夜も憂し
 ねたく我が背子
 果ては来ず
 なほざりにだに
 しばし訪ひませ

と答えたと頓阿の「続草庵集」に残されています。
一見普通の恋歌のやりとりのようですが、これは兼好が行頭と行末で「米(よね)たまえ、銭(ぜに)も欲し」と送ったのに対して頓阿が「米は無し、銭少し」と答えています。
折句に気付いて折句で返す頓阿の多少自慢げな顔が浮かんできそうな歌ですよね。

 

うさひこ

すごい!
でも、人の名前をいれた歌ってないの?

ふくたろう先生

日本の歌は、和歌(五七五七七)やその後の俳句(五七五)とも定型詩で行頭が5文字、3文字と文字数の制限があります。
 
また、明治維新以前の上層階級の男性の場合、家名と氏の2つの一族名、仮名(けみょう、通称)と実名(諱)(じつめい、いみな)の2つの個人名を持っていました。
例えば、織田信長のフルネームは、織田(家名)弾正忠(通称)平朝臣(氏)信長(実名・諱)で、実名で呼びかけることは親や主君などのみに許され、それ以外の者が呼ぶことは極めて無礼なことでした。また、家名を名乗るのは武士や公家に限られており、町人、農民には許されていませんでした。
 
そういうこともあって、人名をいれた折句は難しかったのだと思います。
 
それでも江戸時代の狂歌集「我おもしろ」に、

がへり 皆笑ふ けさを
 溪の友と を忘れん

という若山静虎老という人の還暦を祝った狂歌が残されており、
まったくなかった訳ではありません。

 

うさひこ

昔の人は名前を自由に名乗れなかったなんておどろきだなぁ

2・世界のさまざまな詩

 

うさひこ

外国にもこんな「ことば遊び」はあったのかな?

ふくたろう先生

西洋
アクロスティック(acrostic)と呼ばれ、古代ギリシャの時代からあったようです。
アルファベットを組み合わせて言葉をつづるヨーロッパ系言語は、アクロスティックにピッタリで、旧約聖書詩篇にも使われているし、キケロの「予言」のなかに「ローマ詩の父」と言われるエンニウスが第1字目の列が「エンニウスがこれを書いた」となる詩を残しているという記述があるなど大昔からあったみたいです。
 
また、15世紀のフランスで活躍したヴィヨンは自分の名前を行頭に置いた詩をたくさん作っているし、16世紀のイギリスの詩人サー・ジョン・デーヴィーズはエリザベス女王の名前を行頭に置いた賛歌を26篇も作っています。
さらに、「モルグ街の殺人」などで有名なエドガー・アラン・ポーや「ふしぎの国のアリス」で知られるルイス・キャロルも多くのアクロスティック作品を残しています。
 

(エドガー・アラン・ポーのアクロスティック)

 
中国や朝鮮
一方、漢字文化圏である中国や朝鮮は、五言絶句や七言律詩などの定型詩が主流だったため残っているものはよくわかりませんが、最近の例でいうと表現の自由が制限されている中国や北朝鮮で時の権力者を批判した内容を詩のなかに折り込んだものが発表されたことがありました。
また、NHKの「中国鉄道大紀行」でナビゲータの関口知宏さんが立ち寄ったのですが、中国には「姓名題詩」という看板を掲げたお店があって、名前を折り込んだ漢詩を作ってくれるそうです。まさに中国版の「なまえの詩」ですよね。

ふくたろう先生

それらを考えると、詩のなかに名前を折り込むということは知的な遊戯として昔から世界中であったと考える方が自然だと思いますよね。

うさひこ

言語はちがっても、それぞれ存在してたんだね!

3・現代日本のことば遊び

うさひこ

現代の日本ではどうなんだろう?

ふくたろう先生

明治時代以降になって行数や文字数にしばられない自由詩がつくられるようになってアクロスティックな詩も作りやすくなったし、楽しい作品がいろいろと発表されています。
例えば、詩人の谷川俊太郎さんの「恋文」は、
 

くびがでるわ
やけがさすわ
にたいくらい
んでたいくつ
ぬけなあなた
べってころべ

と悪口を書き連ねているけれど行頭の文字を見るとちゃんと恋文になっていますよね。また、言葉遊び研究の大家である荻生待也さんの「お嬢よ」という詩は、
 

んなが耳を傾けた
プラノからアルトまで
ブソングも民謡も
との心をつかんで歌い、いま
(は)まを見下ろす丘に眠れる
ゅうこう歌の女王、寂(しず)か

という美空ひばりさんにささげた「名前うた」になっています。
また、最近では「あいうえお作文」「縦読み」という名称で楽しむ人が増えています。
 
「なまえの詩」とはちょっとはずれるけれど、アクロスティックの名作をいくつかご紹介しましょう。
まず、朝日麦酒(株)(現アサヒビール(株))の昭和25年の広告で、ほろにが人生同人さんの作です。
 

の 廻 は  で 精 丸
      
倍 て 鱈  っ し 日
は 飲 に  杯 た 仕
旨 む 遊  や あ 事
い 酒 び  る と に

次は、新聞のテレビ欄で、平成26年10月のNHK総合です。

00 プロフェッショナル
 本代表エースに密着
 田圭佑500日の記録
 チンコ総取材▽ミラ
 移籍舞台裏▽挫折を
 ネに進化▽超極秘ト
 ーニングにケニア人
 杯へ独占インタ▽祝
 をあげる日まで
ふくたろう先生

ふくたろう先生

ほかにも「笑点」の大喜利のお題として出されたり、学校で自分の名前を入れた詩を作るといった課題を出すところも増えてきたようですよ。

うさひこ

ぼくにも作れるかな?

ふくたろう先生

ふくたろう先生

はじめに自分の名前で「なまえの詩」を作ってみてはどうですか♪

次に、お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃん、お友達の名前で「なまえの詩」を作って誕生日などにプレゼントすれば喜ばれると思いますよ。

名前の詩を作るときのポイント♪

①一般的なほめ言葉ではなく、相手の良いところ、好きなところ、尊敬するところなど、その人の特長を言葉にしていくこと。
 
②詩(うた)なので声に出して読んでみてリズムがいいこと。
 
③なにより相手に対して愛情をもって詩(うた)を作ること。

また、これまで紹介した上手な折句やアクロスティックの詩でもわかるように、詩としての不自然さがないことが大切です。

「なまえの詩」は、「驚き」と「みんなに笑顔」を与えてくれる世界でたったひとつのプレゼントになります。
 
また、「赤ちゃんのお誕生」「ご結婚」「定年退職」「金婚式や銀婚式などご夫婦の記念日」「還暦、古希、喜寿、傘寿、米寿などご長寿のお祝い」「叙勲」など人生の大きな節目の記念日に、きちんとした額に入れた「なまえの詩」を贈りたい場合には、信頼できる専門の会社に相談してみてはいかがでしょうか。
きっと喜ばれる最高のプレゼントになると思います。
 

うさひこ

今日は名前の詩のことをたくさん学べて
とても楽しかったよ♪
ありがとう先生!



スタッフ

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