『喜寿の方が生きてきた時代のできごとや流行』
お祝い会で盛りあがろう♪Part1
こんにちは、花なまえの詩スタッフの藤村です。
突然ですがあなたは喜寿のおじいちゃんおばあちゃんのことを
どれだけ知っていますか?
改めて考えてみると、意外と知らないということが多いのではないでしょうか…!
77年分の人生…私達が生まれる前のできごと…なかなか想像しづらいですよね。
今日は、喜寿の方が生きてきた時代のことをふくたろう先生がわかりやすく教えてくれますよ♪
お祝い会でのお話材料として、当日楽しく過ごせること間違いなしです♪
こんにちは先生!
みんなで予定を合わせて
お祝い会の日取りも決まったよ♪
そういえばお祝い会ではどんな話をしたらいいんだろ?
主役はおじいさまですから
おじいさまに関するお話がしたいですよね。
昔なつかしの話などは、どうですか?
う~ん、
僕も、いとこも全員平成生まれだし
みんなおじいちゃんの生まれた年はもちろん
昭和の時代のこともあまり知らないと思うよ
心配ご無用!それでは今日は
喜寿生まれの方が歩んでこられた年に
何があったのかをレクチャーしましょう♪
1・喜寿の方が生きてきた時代
令和6年(2024年)に喜寿を迎えられるのは
満年齢で昭和22年(1947年)生まれ
数え年で昭和23年(1948年)生まれの方々です
生まれた時は
どんな時代だったの?
昭和20年(1945年)は硫黄島玉砕、沖縄玉砕、東京などへの大空襲、広島・長崎への原爆投下と続き、8月15日の終戦の日を迎えた年です。
わあ!
そんな大変なときだったんだ・・・
また、戦後も窮乏が続き、
喜寿の方々が子供の頃の27年(1952年)に
サンフランシスコ講和条約が発効し
主権を回復するまで、まさに幼少期は
大変な苦難の時期を過ごされました。
想像がつかないくらい
大変な時代だね・・・
その後、昭和35年(1960年)には池田内閣による所得倍増計画が発表され、高校生くらいの頃、昭和39年(1964年)には東京オリンピックが開催されるなど、日本は再び経済発展を遂げていきます。
高度経済成長?
そうです!その時期に
当時「三種の神器」と呼ばれた
テレビ・冷蔵庫・洗濯機が
一般家庭に普及したりしました。
そうか、今はどこにでもあるけれど
昔はなかったんだ…
さらにオイルショックや狂乱物価など幾多の経済危機を乗り越え、45年(1970年)に大阪万国博覧会開催、
47年(1972年)の札幌冬季オリンピック開催、
50年(1975年)沖縄海洋博覧会開催と
など着実に我が国が発展を続けてきたのは、社会の第一線で働いてこられた
今喜寿の皆様のご努力によるものといっても過言ではありません。
感謝しなきゃ…!
今年喜寿の皆様が50代中頃となった平成15年(2003年)に流行した中島みゆきの「地上の星」は、それぞれの分野でひたむきにご活躍した、まさに喜寿の皆様のことを歌った歌なのかもしれません。
おじいちゃん達が
大変な時代を生きてきたことが
とてもよくわかったよ
次は生まれ年のニュースを紹介しますよ。
面白いエピソードを中心にまとめたかったのですが、
大変な時代でありちょっと暗くなったとしたら
ごめんなさい。
2・喜寿の方が生まれた年代のできごと・流行
昭和新山の誕生
北海道有珠郡壮瞥町に噴火活動により約1年半で標高398mの溶岩ドームが出来ましたが、戦争中で世間の動揺を抑えるため噴火の事実は伏せられました。
現在、国の「特別天然記念物」に指定されるとともに周辺地域を含めて「世界ジオパーク」に認定されています。
女性車掌の登場
男性中心社会である国鉄(名古屋鉄道局)で初の女性車掌が登場しました。
これは女性の社会進出促進というより男性社員が兵役に採られ、やむを得ぬ措置であったようです。
ちなみに私鉄では美濃電気軌道で大正7年(1918年)に女性車掌を採用しています。
星の王子さま
「星の王子さま」の作者サン=テグジュペリが操縦する飛行機が地中海上空でこの年の7月行方不明となりました。
54年後の1998年に彼のブレスレットがトロール船により偶然発見され、2000年に撃墜された搭乗機の残骸が確認されました。
「大切なものは、目に見えない」などの名言があふれた「星の王子さま」は子供から大人まで世界各国で長く愛読されています
鬼畜米英
この年の流行語は「鬼畜米英」「一億火の玉」など、流行歌は「ラバウル海軍航空隊(灰田勝彦)」「あゝ紅の血は燃ゆる(酒井弘)」「同期の桜」など、また映画では前年のヒット曲を映画化した「加藤隼戦闘隊(山本嘉次郎監督)」や「陸軍(木下恵介監督)」など戦争一色でした。
生まれた有名人
この年に生まれた有名人は、歌手の園まりさん、小椋佳さん、舟木一夫さん、俳優の香山美子さん、高橋英樹、杉良太郎さん、司会業のみのもんたさん、久米宏さん、ファッションデザイナーの山本寛斎さん、作家の椎名誠さんなどがいらっしゃいます。
また外国人では、映画監督のジョージ・ルーカスさん、歌手のシルヴィ・ヴァルタンさんなどが1944年生まれです。
戦争の影響がいろんなところで出ているんだね。
少しの英語も日本語に変えられて、食料難の生活を送っていたんだ…!
罪のない、人間の勝手で殺処分された動物たちのことを思うと…ほんとにいたたまれない気持ちになるよ。
宝くじの発行
10月29日、日本勧業銀行から第1回政府宝くじが発売されました。1等賞金は10万円でした。その後は賞金金額もどんどん高額となり、方式も印刷された番号が当選番号と一致すれば賞金が受け取れる「開封くじ」のほか、カバーを削って結果がわかる「スクラッチ」、任意の番号を指定する「ナンバーズ」「ロト」など多様化しています。
ちなみに宝くじの払い戻し率は46%程度に過ぎませんが、買わなければ絶対に当たりませんので「夢を買う」と考えた方がいいのかも知れません。
リンゴの唄
戦後映画の第1号「そよかぜ」の主題歌及び挿入歌として発表された「リンゴの唄」は、敗戦の暗い世相に打ちひしがれた人々に明るくさわやかな歌声がしみわたり空前の大ヒットとなりました。闇市や焼跡風景など終戦直後の映像が流れる時は必ずと言っていいほどBGMとしてこの曲が使われています。作詞サトウハチロー、作曲万城目正で、歌は並木路子、オリジナル版では並木と霧島昇が一緒に歌っています。
一億玉砕と一億総ざんげ
「この年の流行語は「神州不滅」「一億玉砕」が8月15日を境に「一億総ざんげ」となりました。流行歌は「かくて神風は吹く(近江俊郎)」「男散るなら(霧島昇)」「同期の桜」などが前述の「リンゴの唄(並木路子、霧島昇)」へと、また映画も「勝利の日まで」や「必勝歌」など戦争一色のものから戦後は「そよかぜ」などがヒットしました。
生まれた有名人
の年に生まれた有名人は、歌手の水前寺清子さん、俳優の吉永小百合さん、栗原小巻さん、宮本信子さん、冨司純子さん、タレントのタモリさん、おすぎとピーコさん、作詞家の阿木燿子さん、絵本作家の五味太郎さんなどがいらっしゃいます。
また外国人では、サッカー選手のベッケンバウアーさん、歌手のニール・ヤングさんなどが1945年生まれです。
現代で暮らすけんたくんとはまったく違う子供時代を過ごされたことでしょう。
お互いに知っていること、知らないことを
教え合うと話題も広がりますよ。
早くお祝い会がしたい!
不安だったけど、楽しみで待ちきれなくなってきたよ!
他にも色々なお話を用意していますよ♪
お祝い会当日まで準備も楽しみましょうね♪
ありがとう~!ふくたろう先生!
次もよろしくね!
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